天然瓢箪の伊吹瓢など作ってます

天狗の団扇

天狗の団扇

天狗の団扇

天然のヤツデの葉を使って天狗の団扇を作りました。
サイズ色々。価格は大きさによって変わります。

頒布価格:売り切れ(制作予定無し)

 

 

 

 

 

天狗の団扇の詳細については以下を御覧ください。

天狗の団扇制作過程

ヤツデの葉乾燥

 

知人宅からヤツデの葉を採取させてもらい表面を念入りに洗ってから乾燥させます。
葉と茎の繋ぎ目を綺麗に切ります。

よく観てもらうとそれぞれ葉の数や形が違うのがわかります。
ちなみに偶数枚の葉は珍しいです。



葉の乾燥、乾燥剤使用

 

ふとん用の袋に、ふとん用の乾燥剤を入れます。
だいたい2~3週間ほど放置します。
おもしは軽く、それほど強くする必要はないようです。



柄作成

 

葉を乾かしている間に柄を作ります。
糸鋸で板を切っていきます。
曲線用糸鋸歯を使ったのですが、バキバキ折れます。
力の入れ具合かなぁ。

うちわの柄

 

切ったあとはこんな形。
ここから軽くやすりがけをします。

さて、仕上げをどうするかで悩みます。



柄を焼く

 

で、焼きます。
黒く漆っぽく仕上げてもいいのですが、豪快に焼いて仕上げます。
バーナーで焦げすぎないように均一に炙ります。



うちわの柄

 

焼いたあとすすを払えば仕上がりはこんな感じ。
なかなかそれっぽく仕上がっていいかんじです。
まあ、それっぽくと言っても天狗に会ったことはないんですが。



ヤツデの葉乾燥後

 

乾燥後のヤツデの葉。
そばには塗装後の防水伊吹瓢が転がってます。

袋を開けた瞬間、つけもの、奈良漬に似た匂いがムワァっと広がります。
乾燥しすぎた葉が発酵しているようで、この葉は柔らかくなりすぎて使えません。



ヤツデの葉塗装

 

葉を塗装していきます。
塗装には液体ゴムを使用。
以前に色々な塗料を試した結果、この液体ゴムに落ち着きました。



瓢箪の栓

 

これで仕上がりです。
この作業、見た目以上にきつい作業でした。
というのも、液体ゴムのスプレーが硬くて硬くて一缶吹き終わったあとは腕が筋肉痛です。
Made in USAなんですが、アメリカ人はそんなに握力が強いんでしょうか。
おまけに空気中を漂う液体ゴムの粒子が風に吹かれて服などに付着して固まり、布地はまだらに赤く染まります。



天狗の団扇乾燥

 

乾燥させます。
この日は風が強くて、何枚かやられました…

これで先に作った枝を付けて完成です。




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